STORY

考案者が語る

痛い!STORY

フィールドで活躍するプロカメラマンが考案した「ツルカメRA」は、自らの撮影時の苦労や、こうあって欲しいと言う要望で2000年に生まれました。

 皆さんご存知のように、カメラを長時間首からぶら下げておくことはとても耐えきれるものじゃありません。
ましてや重い望遠レンズやカメラ2台なんて、、、とんでもなく疲れます。
 しかしカメラをバックパックにしまってしまうと、いざという時にシャッターチャンスを逃してしまいます。
 一日中、常にシャッターチャンスを狙っているカメラマンには、カメラがいつも手元に無いといけないのです。

 そんな重いカメラを常に首からぶら下げていたため、いつしか頸椎が曲がってしまいました。

もうこれ以上首から重いものをぶら下げられない!
その時思いついたのが、、、、、
カメラの重さを首で無くどこかに負担してもらうこと。
そう、いつもカメラと一緒なのは機材を入れているバックパック、首のすぐ後ろ背中に背負ってるバックパックです。
 しかし、いろいろなバックパックを使い分ける為、ひとつひとつカスタマイズするのは大変、ましていろいろな形状があるのです。
雨蓋付きの登山用ザックやフルジプオープンタイプのバック、カメラ用ザックや簡単なデイパック。
これら全てに対応することも必要だった訳です。

いくつかの試作を作り、全ての条件に合うものが出来ました。それがツルカメRAです。
バックパックの上と下をテープで結び、バックパックの上部(首に近いところ)にJ字型フック(自社開発のツルカメフック)がついています。そんなものつけると天蓋やジッパーが開けられないじゃん。と思いますが、ちゃんと中間部にバックルがあり、それをリリースすればバックを開ける事が出来るようになっています。

 オリジナルのJ字型フック(自社開発のツルカメフック)はシンプルですが工夫が満載。
 背負うバックパックや荷物の多い少ないでフックの位置を変えなければいけません。
パーツを増やさずにフックの位置を簡単に変えたり固定するシステムをこのJ字型フック(自社開発のツルカメフック)ひとつで受け持っています。

 厳冬期の冬山の仕様にも耐えなくてはいけない為、素材も耐寒性のあるものを使い、操作性もグローブをつけたまま作業が出来るように大きめのパーツを使っています。

何より「ツルカメRA」を作ったことにより首や肩に負担がかからずいつもカメラが手元にある事が出来るのです。
 一人でも多くの人にカメラの重さから首を開放してあげたい!
同じ事で苦労をしている人がたくさんいるはず、そんな人たちのために商品化に至った訳です。